人工心臓を創る戦士


人工心臓なんて、SFの世界の気持ちでいました。
だけど、心臓病の患者さんのために
生涯をかけて、研究されている方々にお会いして、
私が感じたのは、研究者の方々は
神への挑戦をする戦士のようでした。



取材させて頂いたのは早稲田大学理工学部の

梅津研究室です。


  梅津研究室


梅津教授のプロフィール


早稲田大学機械工学科教授
大学院生命工学専攻主任
人間総合研究センター副所長
ニュースサウスウェールズ大学客員教授
工学博士
医学博士


とにかく、凄くお偉い方なのに、お会いしたら
とてもお優しくて、人格者。


梅津教授の志は

「補助人工心臓」の値段を下げる事だそうです。
心臓病の患者さんが「補助人工心臓」を使うと
心臓の負担が軽減されるそうです。



そして、私達に終始、説明をしてくださった
梅津先生の助手の



岩崎清隆先生のプロフィール


早稲田大学理工学部機械工学科助手
大学院生命理工学専攻助手
工学博士


笑顔のステキな先生です。
だけど、その胸に秘めた
研究への情熱は「大石」を彷彿とさせました。



岩崎先生は豚の心臓の弁から
人体への転用の研究で賞を取られています。


写真はその実物です。

弁

〔この事を岩崎先生本人ではなく、
梅津先生が「岩崎君が自分では言いにくいので、」と、
私達に教えてくれました。
この事実をとっても、梅津先生の人柄が伺えます。〕






早稲田の大学の研究室は場所をかえて
数箇所を取材させて頂きました。




耐久試験室


耐久室



耐久室



耐久室


ここは研究室で作ったものを実験したり、
耐久度を調べたりする所です。


人工弁


これは心臓の人工弁です。



人工血管



これは人工血管です。



耐久室



これは機械式血液循環シュミレーターです。
心臓の動きをコンピューターで再現させて動いています。


これを使って、人工弁や人工血管などの
耐久性を調べたりするそうです。


この機械は動物実験を極力減らすために
作られたそうです。


取材した日、まず、この努力を知って欲しいと、語られました。





9月更新



〔補助人工心臓を創る研究室〕


工作室


補助人工心臓にも、
どの部品も、なにかも、既製品は存在しないので
全ての部品を、
学生さんや研究室の方々が作るそうです。



工作機械   工作機械

工作機械   工作機械


広い研究室には数え切れない数々の
工作機械やコンピーター制御の機械がありました。
まるで機械工場のようでした。

誰も作っていないもの
形の無いものを形にするのは
長い時間と忍耐が必要なのだと、
思い知らされる瞬間でした。






9月25日更新





クリーンルーム




リーンルーム




補助人工心臓を
実際に作る段階では
ここで製作されるそうです。




着替え




着替えて手袋も。




クリーンルーム




ここで埃や塵を飛ばします。




クリーンルーム




ここで手作りされます。


人間が命に繋がるものを作るには
最強の英知と努力が必要だと痛感させられます。
それだけ人間の体は凄まじく凄いんですね。












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