東京大学大学院医学系研究科医用生体工学講座
早稲田大学の梅津教授に御紹介頂いた
人工心臓の研究の権威
井街 宏 医学博士
取材当初は東京大学教授でいらっしゃったんですが、
現在は東北大学で研究をされています。
そして、東京大学助教授で
医学博士で医師である
阿部 裕輔 助教授
先生は体重40sの人にも装置着できる
世界最小の人工心臓を開発中だそうです。
先生はNHKの「プレイクスルー」で工業デザイナーの
川崎和男氏と番組に出演されていました。
人工心臓の歴史
研究室の廊下にはこれまでの人工心臓の歴史が記されています。
研究室は様々に分かれています。
そこには1959年製の機械などもあり、
研究の歴史を感じさせてくれます。
手術の用具の中の人工心臓です。
見て下さいっ!
この英知がつまった精密機械。
これは人工心臓を制御する機械です。
まるで芸術作品です。
人工心臓の動物実験
取材中、偶然にも、NHKの取材も入っていて、
そのNHKさんの要望で人工心臓の動物実験が
行われたのをいっしょに取材させて頂きました。
人工心臓を装着される前のヤキ゛
名前はハナちゃんだったはずです。
実はヤギは2匹用意されていたのですが、
その1匹は何かを感じ取って、びっくりするほど
暴れ始めました。
それで、どうしょうもなくなったようで、
手術室から連れ出されました。
まるで工具のような手術用具?
たくさんの機械の中
麻酔をかけられたハナちゃんに
人工心臓装着の手術が行われました。
東大の医学部の先生と早稲田の理工学部の先生と
合同で手術されていました。
これは人工心肺です。
これを操作するのは大変な技術です。
担当されているのも東大の医学部の先生です。
無事にハナちゃんに人工心臓が装着されました。
動物実験には賛否両論あります。
だからこそ、早稲田の梅津先生の動物実験を減らす
という、精神は尊いと思います。